2006年2月8日(水)
「継承日本語教育」を軸に、結束を固めよう──。第一回南米継承日本語教育研究会が一月三十一日、二月一日にアルゼンチン・ブエノスアイレスで開かれた。ウルグアイ、パラグアイ、ボリヴィア、ブラジルから日本語教育機関の事務局クラスが出席した。
同研究会は昨年十一月に日本で開かれた、事務局会議を踏まえて実施されたもの。実務者たちが顔を合わせたことで、今後、横のつながりが深まるのではないかと期待されている。中元司郎継承日本語教育センター所長(海外日系人協会)は「かなり画期的なことだ」と位置付けた。
中南米では、日系人子弟向けとの日本語教育という共通項がある。「継承日本語教育」で、まとまりやすい。子供向けテストや合宿が、国境を越えた活用や交流が出来ないかについて意見交換された。
中元所長は「各国の持っているノウハウを今後、活発に交換できれば」と話していた。