2006年2月10日(金)
ブラジル新潟県人会(南雲良治会長)の北パラナ支部の新年会が一月二十九日、今年もパラグアイにある市村之(すすむ、87)=帰化人=さんの大農場で行われた。サンパウロ市からも南雲会長はじめ三人が招待され、ロンドリーナから市村さんがチャーターしたバス二台で北パラナ支部員ととも行き、提供された牛一頭に舌鼓を打った。
市村さんはブラジル最高齢の市長として、〇四年の統一選挙当選時に大々的に伯字紙にも登場した有名人。新潟県新潟市出身で、家族とともに二歳で渡伯し、一時期はラミー生産世界一として名を馳せた。市長当選三回目で、「給料をもらわないで働くことでも有名」と南雲会長は笑う。任期満了時にはなんと九十歳だ。
この大農場は国境から百五十キロほど入ったところにあり、一辺が十六キロメートルと十二キロもあり、牛一千頭の牧畜と残りの土地は大豆を中心としている。
「行けども行けども、見渡す限り大豆。いやぁ、まったく凄い面積だ」と同会長。牛一頭つぶして焼き、各種料理、ビールなどの飲み物をはじめ、支部の一行約三十五人が宿泊したイグアスのホテル代もすべて市村さんが負担。
同農場内に北パラナ支部も三十五アルケール土地をもらって、大豆を植えている。植付け、刈り取りみんな市村さんが面倒見てくれているという。