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2006年2月11日(土)

 九日に行われた市衛生局による食料衛生管理に関する説明会。中国系が多いことを受けてか、中国語の通訳が付いた。もちろん日系の関係者も多く見られたが、そのなかに中沢宏一県連会長の姿も。「七夕祭りもあるし、県人会で食べ物を扱うからね」と熱心に説明に聞き入り、「これからは市とも関係を深め、イベントに取り組んでいきたい」と力こぶを見せていた。
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 四日に行われた百周年祭典協会の会合で、西林総領事は主に二つ注文をした。議事録が副理事長団体に送付されていないため、すでに決議済みの事項を再び議題に挙げようとする現状が見られることに関して「事務局機能の強化」、さらに各種記念事業を実行するには資金が必要であり「財務をしっかりする」点を強調した。記念事業はたくさんあっても、資金集めをする肝心の財務委員会が活動していない現状への、正鵠を射る助言だ。いずれも祭典協会の足腰をしっかりさせる必須条件。今後も、さらに積極的な発言を期待したい。
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 今年は選挙の年だが、元日系下議によれば選挙費用の相場は約百万レアルで、資金集めは楽ではないそうだ。「各地域に選挙事務所を立ち上げ、スタッフを雇わないといけませんから」。日本語の分かる議員として、この元下議も立候補を勧められることがある。まだ、出馬の意思は固めてはいないという。先の選挙で日系議員は不調に終わり、昨年は野村丈吾氏や小林パウロ氏が死去した。日系議員は今年、躍進するのだろうか?