労働者党創立26周年迎える=大統領再選に向け団結誓う=党支持率低下するも党員は増加
2006年2月15日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】ブラジリアで十三日、労働者党(PT)の創立二十六周年記念式典が行われ、国会議員と州知事の四十人を含む七百人が出席した。会場では十月の大統領選挙に向けて、選挙ムード一色に包まれ、さながらルーラ大統領再選の決起集会の様相を呈した。
演説に立ったベルゾイーニ党総裁は「ルーラ大統領の再選は生死を賭けた闘い」だとした上で、「大統領の続投なくしてPTの存続はあり得ない」ことを強調した。さらに大統領選挙はサッカーのワールドカップと同じで、勝つことのみを念頭におくべきだとの決意を示した。
続いてアクレ州のヴィアナ知事も同様の見解を述べた後、PTは数々のスキャンダルを認識し、新生スタートすることを国民に知らしめるべきだとして、疑惑議員を追放して透明で風通しの良い党にすることを強調した。
これまでの「攻め」から「守り」になった会場では、前回選挙の「ルラ・ラー」の掛け声から「一・二・三・ルーラを再び」のスローガンに変わり、来席者の大合唱となった。
ルーラ大統領が会場に姿を見せると回りに人垣ができ、握手やカメラ、サイン攻めとなった。大統領は生後四カ月の乳児を抱いてカメラに応じるサービス振りを発揮した。
夕食会での演説で大統領は、出馬表明は時期尚早との従来の姿勢を崩さず、「最後の期限まで職務を全うする」ことを強調した。また、疑惑に対する党への批判については、人間誰でも間違いを犯すもので、失敗を認めてエリを正すことが肝要だと述べた。
一方で党事務局の発表によると、党内疑惑の続出でPTの支持率が低下したとの世論調査にもかかわらず、党員は実質的に三%増員となったことが明らかになった。事務局が発行した党員証明書では、今年は昨年より二万四一六五人が増員となった。
今年に入り入党者は二万九五八三人で離党者が五四一八人だった。昨年一月の党員は八四万一〇八人だったが、六月のスキャンダル直後でも八五万七八一五人と増加し、今年一月では八六万四二七三人に達し、党批判とは逆の現象を見せている。