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市長側近の公用車に流れ弾=銃撃戦のとばっちりを食う=サンパウロ市

2006年2月15日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】サンパウロ市ラジアル・レステ通りで十三日午後三時ごろ、路上で銃撃戦が展開され、市長の側近一行の公用車が巻き添えとなる事件が発生した。幸いケガ人はなく、市長は一行とは別にヘリコプターで移動したため車内にいなかった。
 公用車は東部イタケーラ区で行われたイベントに一足先に行った市長と合流するため同通りを走行中、信号待ちでメトロのアルトゥール・アウビン駅前で停車した。そこへ信号を渡ったエスコート車が急停車し、公用車の後を走ってきた二人乗りのオートバイに向けて発砲した。オートバイ側もピストルで応戦したため、車の男は公用車を楯とした。
 このため銃弾二発が車体をかすめた。銃撃戦は数分で終わり、それぞれが逃走した。公用車の一行は身を伏せて無事だった。一行は警察にも通報せず目的地に向かった、イベント終了後、事件を知らされた市長は事件を重視、被害届も出さなかった一行を叱りつけたという。被害届は夜になって出された。