2006年2月21日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】サンパウロ市東部タトゥアペー区で十九日未明、十五人の集団強盗が大手スーパー、カレフールの店舗に押入り、トラック三台分の品物を強奪して逃走するという、犯罪史上まれに見る大掛かりな事件が発生した。警察では同日夜までに犯人を検挙していないが、従業員がトラックのナンバーをメモしており、この線から追及している、
同区ジャルジン・アナリア・フランコのカレフールに十九日午前二時半頃、倉庫の前に停車したトラックの二人組が配達を装って警備員を油断させ、人質にとって警報を切断させた。直後に十三人が店内に入り、十五人の従業員を人質にした上で店内の防犯カメラのテープを取り去った。その上で人質全員を倉庫に連れていき、品物をトラック三台に積み込ませた。犯人らは見張りに立ち、積込みはすべて人質が行った。
品物は高価なラップトップや携帯電話、テレビなどに限られ、一時間後に逃走した。店側では被害額を調査中。