2006年2月22日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】雨雲をともなった低気圧の北上でアクレ州では一週間以上も集中豪雨が降り続き、被害が続出している。同州を横切るアクレ川は一六・六五メートルの水位に達して氾らんし、州都リオ・ブランコ市では人口の十%に相当する三万千百六十五人が床上浸水などの被害にあっている。
この水位は一九九七年に同州で記録された史上最大の洪水にあと一センチまで迫っている。同市当局はこれまでの警戒令から、非常緊急事態の発令を用意しており、救援物資などを仰ぐとしている。州内の公立校三十二校が臨時休校となり、校舎は避難民の収容所にあてがわれている。