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市内通話料金変更を延期=利用者負担増になると政府

2006年2月24日(金)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十三日】政府は今年三月から八月にかけて予定していた、固定電話市内通話料金システムのプルソ(四分)から分(厳密には秒)単位への変更を一年間延期することを決定した。
 今回の変更によりインターネット利用者の通常時間帯の料金が二倍となり、政府としては負担増の責任を負えないと、コスタ通信相は延期理由を説明した。新システムでは三分未満の利用者には有利に、その時間以上の利用者には不利となる。例えば十分間利用した場合、現行では料金が〇・四四から〇・五八レアルだが、変更後は〇・九五レアルに上がる。
 固定電話会社テレフォニカは、今回の延期により利用者の三九%は損をすると説明する。基本料金に含まれる通話料(現行一〇〇プルソ、変更後は二〇〇分)の範囲内であれば、変更の影響を受けず、分単位への変更に伴って基本料金の値下げが見込まれていたためだという。二〇〇万件の通話を調査した電信庁は、利用者の多くが三分以内に通話を済ませるとしていた。