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日本文化研究センター完成=ロンドリーナ大学構内に

2006年2月24日(金)

 [ロンドリーナ]ロンドリーナ州立総合大学キャンパス内に建設された日本文化研究センター(富松マリア房子所長=同大学教授)の落成式が、去る一月三十一日、同センターで行われた。沖縄県名護市訪問団(団長=宮城義房市会議長)一行十七人、マリア・G・フェレイラ大学総長代理、エウザ・コレイア州議会代表らが祝いに駆けつけ、祝辞を述べた。
 センター建設のきっかけは、九三年十二月のロンドリーナ、名護両市の姉妹都市提携、九四年五月、ロンドリーナ大学と名護市の名桜大学の間で結ばれた科学文化技術協定。今日まで、三十九人の名桜大学学生が一年間、ブラジルで学び、十三人のブラジル人学生が名桜大学に留学した。
 来伯する日本人学生にとって、これまであてがわれていた施設が適切でなかったので、こうした研究センターの建設が強く望まれていた。〇三年、名護市の岸本市長とプッパト大学総長の間で建設費援助が決まり、それが具体化したことにより、建設が成った。
 センターの床面積は百八十平方メートル、所長室、事務室、会議室、研究室、図書室、民芸品展示室、調理室、手荒いなどが設備されている。 (中川芳則通信員)