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農拓協=近藤会長続投決まるー地方組合との関係強化へ

2006年2月24日(金)

 ブラジル農業拓殖協同組合中央会(近藤四郎会長)は定期総会を二十二日、サンパウロ市ヴィラ・クレメンチーノ区の力行会会館で開いた。理事ら十四人、JICAサンパウロ支所の村上ヴィセンチ日系社会担当が出席した。
 〇五年度の事業、会計報告、〇六年度の事業、予算計画が討議され、新執行部の改選も行われ、近藤会長の続投が決まった。
 昨年二月の通常総会で原林平前会長が任期中に辞職したため、互選の結果、理事だった近藤氏が会長に選任され、残りの任期一年を務めていた。
 会計報告では、昨年事務局の人員削減の結果、支出が〇四年度に比較して、約十九万レアル減少の二十七万五千八レアル。現預金が九十三万四千三百一レアルであることが報告された。
 来年度予算は、更なる経費削減を踏まえた二十一万レアルが計上された。
 来年度事業案としては、南米日系農協、婦人セミナーなどの実施、営農援助資金の貸し付けと回収、土地の譲渡手続きなど従来の事業に加え、南米日系農協連絡協議会の幹事団体としての役割を重視し、ホームページの充実など農協間の関係強化が確認された。
 なお、ブラジル日本文化協会が行っている山本喜誉司賞選考に協力すること、日本祭りへの参加も確認された。
 これから二年間の舵取りを務める近藤会長は「各組合から何かを求められるような農拓協にしてきたい。地方にも出向いて中身のある関係作りが出来れば」と新任あいさつで抱負を語った。
 新執行部は次の通り。▽会長=近藤四郎(サンパウロ州第二グループ)▽専務理事=市瀬成生(サンミゲール・アルカンジョ)▽審議理事=金崎英司(ヴァルゼア・アレグレ)、小山ジュリオ(インテグラード)、島田ノリオ(ロンドリーナ)▽補充理事=坂口フランシスコ(トメアスー)、シロタ・ジョゼー(中西部農畜組合)▽正監査=岩城修(カンポ・グランデ)、黒木政助(聖南西)、斎藤長一(グアタパラ)、補充監査=徳武リカルド(ポンタグロッサ)、加藤パウロ(グランデSP南伯)、新宮エジソン(南マットグロッソ)。