カルナヴァルのパレードを「裸踊り」と日系二世が揶揄するのを聞いたことがあるが、概して日系人はサンバやカルナヴァルを嫌うひとが多く、不得手ともされているようだ。
先日、エスコーラ・デ・サンバの見学ツアーに同行取材。最後に訪れたエスコーラのエンサイオ。ツアー参加者も大いに汗を流して楽しんだ。
いつでもそうだが、奥様方のノリはいい。反面、子供たちのうるさいとばかりに耳を押さえたり、ゲームに興じる姿が印象的だった。
その反応はむしろ自然に感じた。日本では音楽を体で聞くという習慣は、もはやないからだ。
では、各地で行われている盆踊り大会ではどうだろう。太鼓や稲植えのリズムが大和民族の血をたぎらせるか。
多少の変容はあるが、日本で少なくなった文化を見るようなツアーがあったら面白い。(剛)
06/02/24