2006年3月4日(土)
今年は南伯日本人移住五十周年。八月にリオ・グランデで開かれる式典のほか、地元ではいろいろな記念事業が動きだしているようだ。一月にポルトアレグレの中央駅で行われたオープニングを皮切りに、和紙人形、陶磁器、浮世絵展など、年の後半にかけて様々な催しの準備が進められている。さらに今月十六日から二週間、同市の近郊電車の一車両を日本の観光ポスターで埋める企画もあるとか。一昨年はドイツ系、昨年はイタリア系の節目の年。さて、今年の南伯は「日系」の年になるか。
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北海道協会有志が近く厚生ホーム(サントス)を慰問するそうだ。協会の告知のなかに、会費の額と「日本食料用品一キロ以上持参」とある。入居者に直接役に立つもの、という意図がわかる。さて、もし、憩の園慰問を計画しているグループがあるならば、園側はあからさまにはしていないが「紙おむつ」を最も欲しがっていることをお忘れなく。「寝たきりの人は一日六枚費消する」と職員にきいたことがある。
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連載『ノロエステ巡礼』にはいろいろな移民史上の有名人が出てくる。そこで移民史クイズを作ったら、と思いついた。例えば「通訳五人組の名前を挙げよ」「笠戸丸には何人乗っていたか」「最初の日系弁護士はだれ」など。ブラジル移民史検定試験などと命名して、一級、二級を認定すると本格的になる。そこまでしなくとも、楽しく移民史を勉強するのにいいかも。