2006年3月7日(火)
「彼は反クビチェック大統領派だ。ブラジルは遅れを取り戻すために急がねばならない」とアウキミンサンパウロ州知事は三日、「五十年で五年分進歩するつもりだ」とセーラサンパウロ市長は四日にルーラ大統領を連続で痛烈に批判。四日に実施されたビリェッテ・ウニコ利用拡大発表式典に同席した二人は、大統領候補選出については一切触れず、仲睦ましさを演出。
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元警官(43)が三日夜、サンパウロ市東部の恋人(36)の自宅で、本人と息子(14)と娘を射殺し逃亡。現場の第一発見者である近所の住民の証言を得て、警官らが容疑者の自宅を包囲していた間に、容疑者は天井の扇風機に縄をかけ首吊り自殺した。元警官は攻撃的で精神上問題があることを理由に十三年前に免職となっていた。
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五日未明、サンパウロ市南部グルジャウー区で乗用車が炎上しているとの通報を受け、軍警らと消防隊が急行。火を消し止めた後、車内から三人、後部トランクから二人の焼死体が発見された。警察は殺人事件とみて捜査を開始。死体は性も判別できないほど黒焦げになっていた。
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〇六年は全国二十都市で三百九十の物産展や見本市が産業開発省の後援で開催されると、展示販促協会(Ubrafe)が発表した。カーニバルが終わり、業者は自家製品の販売に賭ける。物産展は年々過熱化し、零細企業に投資意欲が湧いた証拠と協会は意気込んでいる。出展者は現在、三万六千人いる。外国からの出展者も五千人。展示会には内外から多数の業者が掘り出し物を求めて駆けつけ、取引成約の場となっている。出展費は一平方メートル当たり一五〇と一六〇ドルとなっている。