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陸軍と麻薬組織が銃撃戦=流れ弾に当り少年1人死亡=リオ

2006年3月8日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】リオデジャネイロ市内の陸軍駐屯部隊に七人組の賊が侵入し、武器を奪って逃走した事件を捜査している陸軍部隊は、同市北部のすべてのファベーラを封鎖して家宅捜索を続けている。
 この動きの中で六日午前、ファベーラ・プロビンシアの麻薬組織と見られる一団が抵抗したため銃撃戦となった。この銃撃戦で近くにいた十六歳の少年が流れ弾に当り死亡した。当局は銃弾が犯罪グループのものか、軍隊あるいは援護している軍警のものか特定を急いでいる。
 事件は三日未明、サン・クリストヴォン区の輸送部隊に七人組が侵入、警備隊員を拉致した上で、自動小銃十丁とピストル一丁を格納庫から奪って逃走した。当局は周辺のファベーラを根域とする麻薬組織の現行とみて、千二百人の隊員を動員してファベーラを封鎖している。さらにブラジリアとゴイアス州から八百人の応援部隊が動員される。