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ルーラ人気の秘密は?=ニューマン氏が大衆洗脳術を分析

2006年3月8日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二月八日】最近の支持率調査によれば、ルーラ大統領がわずかだが盛り返している。一体、ルーラ人気の秘密は何か。まず第一にPT教会の再建と信徒集めがありそうだ。そして古い戦術だが、ナチスのゲッペルス宣伝相にあやかり徹底的にウソをいうことにあるといえそうだ。
 作家のジョゼ・ニューマン氏が大衆洗脳術を分析した。オジオジしない。ためらわない。目をパチパチしない。堂々と真面目に空とぼけて白を切る。自分でも、どれが本当の自分か分らない位、ウソの自分になりきる。すると他人が信じ始める。大統領はその道の千両役者らしい。
 失地回復の舞台つくりも必要だ。ガリンシャとフェオラ監督が一九五八年、対ロシア戦を前に、僅差で勝ち大勝しないと示し合わせたエピソードは有名だ。大統領は裏切られたとか、背後からあいくちをグサリと刺されたなどの狂言を弄んで、人気挽回の舞台作りに勤しんでいる。
 大統領は野党が深追いをしないと知っている。野党の攻撃は、自分が怪我をしないように計算しているのがミエミエだ。国会を舞台にした与野党の裏金糾弾の攻防戦は、犠牲を出さないように配慮した馴れ合い戦争とみられている。
 ブッシュ米大統領の大量破壊兵器誤認も同じだ。フセイン大統領を倒し石油利権を入手するのが目的であった。米大統領は最小限の犠牲で戦勝し、目的を達したと思って、口笛を吹きながらホワイト・ハウスへ帰還したはずだ。

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