「よく採決まで行ったな」というのが、会議を傍聴した感想だった。てっきり途中で流れるかと思っていた。
三日の県連臨時総会。出席者は中沢会長の続投に「ノン」の意思を示した。十票差以上での否決がそれを物語っている。
これで一つの「ヤマ」は越えた。しかし、振り返ってみるとほとんどの問題がそのまま残っていることに気づく。
承認見送りが続く昨年度日本祭の会計。今年の開催まであと四カ月しかない。同じ会場で行う創立四十周年の式典は。「中沢体制」の下で手をつけた諸事業の行方も気になるところだ。
これから次期会長をめぐる話で賑やかになるかもしれない。そこに「対立」だけではない、将来の県連像を見据えた議論は出てくるだろうか。
総会で現体制への意思を示した県連。一方で、その「これから」はまだ見えてこない。(ま)
06/03/08