2006年3月10日(金)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙四日】サンパウロ市当局がイビラプエラ公園の深夜立入りを禁止したことで、これに反対するゲイ集団が大規模な抗議デモを計画している。同公園の管理は緑と環境局の管轄で、先週ゲイの一人が強盗に襲われピストルで撃たれたことから、夜間十二時から午前五時まで閉門し立入り禁止とした。
これに対しゲイ集団は、禁止された時間帯が逢瀬のピークで、愛を語りパートナーを探すのに最も大事な時だとして反対している。彼(彼女)らによると昼の家族連れを避けて、この時間帯には約三百台の車が集まり、駐車所や木の下などで愛の一時を過ごしており、閉鎖せずに治安強化を図るべきだとして、ゲイを差別していると憤っている。
また、十四カ所に出店しているキオスクも売上げが半減したとして反発している。店主によると、同公園は国際的に知名度が高く、その道のインターネットでも紹介されており、欧米のマニアが集うことで観光スポットになっているとのこと。