2006年3月14日(火)
十日に開かれた交流協会感謝の集いでは、立食会場の壁に、「日伯交流協会二十五年のあゆみ」として歴代研修生の写真や文章などが飾られていた。記者が数年前に机を並べた同僚の写真もあり、懐かしさを感じた。数年前ですらこうなのだから、初期から関わってきた人にとっては色々な感慨があるだろう。二十五期の研修生は十三日に帰国した。四半世紀の歴史にひとまず、幕が下りた。
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コチア青年連絡協議会が、コチア青年の森(国士館スポーツセンター)の「植樹後ケア(世話)」を近く行う。エンシャーダ、ファコン、フォイセなどを持参して下さい、と会員に呼びかけ。エンシャーダと聞いただけで、苛酷だった過去を思い出して、拒絶反応が起きまいか、などと要らぬ心配をするのは無用のようだ。それにしても、離農して商業などで成功している人の手元に農業用具があるのだろうか。
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その充実ぶりと規模でサンパウロ随一との呼ばれも高いラン展を主催するサンパウロ蘭協会(森本みどり会長)。協会発足から四十年の節目の年に当たる来年、蘭図鑑(原題Orquideas-Manual de Cultivo、02年出版)の続編の出版を考えているという。森本会長によれば、「一般的に普及している交配種の写真を多く載せ、その蘭の原種の説明などを記載する予定」だという。家庭にある蘭のルーツを辿ることもでき、蘭愛好家には必携の一書となりそうだ。