2006年3月18日(土)
セー地区の小中学校で教える教師たちが十五日、事前研修としてブラジル日本移民史料館を訪れた。市のプロジェクトで生徒たちの見学前に、まずは教師の理解を深めよう、というのが狙い。コーディネーター役の女性とほとんどの教師たちは、「東洋市には来たことあるけど、日本移民の史料館があることは知らなかった」。参加者の一人は、「もっと宣伝して見学者を増やすべきじゃない?」と話していた。
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十九日にチエテ川改修事業の終了式典が開かれる。先日取材で事業現場を見学した時に聞いた話。工事前のチエテ川土手は、雑草が高く生い茂り、川が見えない状態だったという。事業の一環として草を刈り、見通しは良くなった。するとそこに約七十匹のカピバラ(世界最大のネズミ)が生息しているのが発見されたとか。帰路ピニェイロス川沿いを通ると、数匹のカピバラ(らしき動物)が草を食んでいるのが見えた。移動したのか元々いたのか、どちらにしてもたくましく生きている様子。
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「今朝、県庁から電話がありましてね。県連から案内状が届いたっていうんですよ」と困り顔で語るのは、岐阜県人会の山田彦次会長。県人会を通さずに、県連四十周年の招待状が年賀状と一緒に各県庁へ直接おくられた。代表者会議では事後報告のみ・・。他の県人会長も「せっかく我々がいるのに、頭越しに勝手なことされると困る」と首をひねる。「だから独裁者とかいわれちゃうんだ」とまで。アチバイアから通って熱心に仕事をする中沢会長を誉める人もいる反面、執行部にすら相談せず独断専行する傾向を問題視する声もちらほら。