ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 5時間にわたり住民監禁=マンション強盗、最後は御用=サンパウロ市

5時間にわたり住民監禁=マンション強盗、最後は御用=サンパウロ市

2006年3月21日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】サンパウロ市モエマ区の高級マンションに十九日早朝、八人組の強盗団が侵入、五時間にわたり住民を監禁して金品を強奪した。しかし急報で駆けつけた警官らに気づき逃走した。警官らは追跡の末に一味と銃撃戦となり、犯人の一人が被弾して死亡、四人を逮捕した。
 残りの三人は別の出口から徒歩で逃走した。警察ではマンションの防犯カメラを検証して身元の割出しを急いでいる。
 襲われたのは同ジュルピス街のマンションで、先発の二人が塀を乗り越えて侵入し守衛を拉致し、二台の車に便乗した仲間六人を駐車場に引き入れた。一味は外出しようとした住人を拉致して自室に連れて行かせて金品を奪った。
 たまたま友人を訪問した男性が守衛の落ち着きのない対応に不審を抱き警察に通報した。八台のパトカーがマンションを包囲、逃走した一味との追跡戦となった。ヴィラ・マリアーナ区で一味を包囲し、銃撃戦の末に逮捕に成功した。奪われた金品は回収され、それぞれ住人の手に戻った。