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東西南北

2006年3月21日(火)

 ダッタフォーリャの調査で、セーラサンパウロ市長がサンパウロ州知事選に立候補した場合、五〇%から五八%の票を得て他候補に圧勝することが明らかになった。同市長が出馬しない場合は、クエルシア元サンパウロ州知事が決選でマルタ元サンパウロ市長など労働者党候補を抑えて勝利。セーラ市政への評価は「最良・良」が四四%と過去最高に達している。
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 サンパウロ市南部カンポ・ベロ区で十七日朝、電撃誘拐犯人らと軍警が路上で銃撃戦を展開し、犯人の一人が死亡、人質も流れ弾に当たり死亡する事件が発生した。企業経営者(50)の運転する自動車が襲われた現場を見た目撃者が警察に通報、警察はパトカーで自動車の追跡を開始。タクシーにぶつかり止まった車から銃を撃ちながら飛び出した男を警察は六発撃ち射殺。その間に逃げようとした被害者も一発当たり死亡した。どの弾に当たったか警察は調査中。
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 バウルー市で十六日午後、宝くじ販売店を襲い、二五〇レアルを奪った男(20)が履歴書を現場に置き忘れ、取りに戻ったところを逮捕された。四カ月失業中だった男は履歴書に「誠実、正直、勤勉」と自己アピールしていた。
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 一九九九年に制定された法令三二九八号により、従業員の二%から五%に身体障害者を雇用することが義務付けられた。百名から二百名までの従業員を有する企業は二%、以上は累進で一千名以上が五%。違反企業は毎年、一人につき一一〇〇レアルの罰金を労働局から科される。身体障害者の雇用が急増したので、熟練工の身体障害者が不足している。二〇〇〇年に遡って毎年罰金を科された企業は、ボストン銀行とABNアムロ銀行、ウニバンコ、フォルクスワーゲンなど。