2006年3月24日(金)
下院本会議は二十二日、一五万レアルの裏金を受け取ったとして倫理審議会が申請していた、サントス下議(自由党)の議員権はく奪を無効とした。はく奪まであと十五票と僅差の決定で、六十九人が本会議を欠席。
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ビンゴCPI(議会調査委員会)は二十二日、パロッシ財務相が疑惑の邸宅に出入りしていたと証言した管理人の銀行口座無断開示について説明を求めるため、連邦貯蓄銀行のコペッティ技術副総裁の召喚を決定。
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連警は二十一日、外国への不正送金と資金洗浄の容疑でサンパウロ市西部にあるクレディ・スイス銀行の支店を捜索。プライベイトバンクを自称する同支店は一〇〇〇万ドル以上の預金者しか相手にしていなかった。
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サンパウロ市南部サウーデ区で二十二日未明、八人以上の武装グループがビンゴ店を襲い、現金八万、小切手二万レアルの入った店の金庫や客の現金、携帯電話などを奪って逃走。けが人はなく、犯人の一人は逃げ遅れて警察に逮捕された。手がかりがあり、他の犯人も今週中に逮捕すると警察。
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サンパウロ市南部のミゲル・ステファノ大通り三〇三一番にある植物公園の中に海岸山脈の自然保護林で、高齢者や歩行困難のため車イスで移動する人にも散策ができるようにつり橋歩道が作られた。開園は四月、入場料は三レアル(学生一レアル)。これまで植物学者のみに入場を許可していたが、今度は一般公開となった。同公園には、イピランガの丘に流れていた小川の水源地もある。静かに近寄るとブジオ種の猿や九官鳥、なまけものにも出会う。事故防止のため、入場者数と退場者数も管理している。