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テロ容疑者の仮釈放拒否=有罪確定後、本国に強制送還

2006年3月24日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十七日】国際テロの容疑者として十二日にサンパウロ市内で連警に逮捕されたアラブ人女性ラナ・コレイラ容疑者に対し(本紙十五日付)、連邦最高裁はブラジル国内での裁判が結審するまで禁固刑を言い渡した。
 弁護側から保釈金積立による仮釈放が申請されていたが、拒否された。これにより同容疑者はまず、逮捕に向かった警官を二〇万ドルで買収しようとした罪の審議を受け、その後テロ容疑の裁判となる。
 これにより同容疑者はブラジル国内で二カ月から一年に及ぶとみられる裁判を受けて、有罪が確定するとレバノン本国に強制送還される。同容疑者は逮捕された直後、カミソリで手首を切って自殺を図ったことから、堅固な未決囚刑務所に移送され、二十四時間監視の下に置かれている。所内での日光浴も三十分に制限された。