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2月の失業率10・1%=平均所得は逆に増える

2006年3月25日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】国内六大都市における二月期の失業率は実働年齢人口の一〇・一%に達し、一月の九・二%を大きく上回った。関係者は、例年第1・四半期は失業が増えるものの予想以上の高率だと指摘している。
 ブラジル地理統計院(IBGE)が発表したもので、原因として年末の臨時雇用の解消と、失業者の求職の波が押し寄せたことが数字に表れたと見ている。しかし昨年の二月期は一〇・六%とさらに高率を見せ、統計が始まった二〇〇二年三月から、これまでの一月から二月までの上昇率の最高比が〇・九%だったことから楽観視している。
 この証として六大都市における平均所得は、九九九・八〇レアルとなり、一月対比一%増、昨年二月期対比二・五%増となった。
 二月期の失業者は二百二十三万人で昨年同期比三・六%減、逆に雇用は百九十九万二千人で昨年比二・五%増となった。