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漢字の力を試す!=サンパウロ市、リオで今年も漢検実施

2006年3月25日(土)

 財団法人日本漢字能力検定協会(大久保昇理事長)=文部科学省認定試の日本漢字能力検定(漢検)がこの六月、サンパウロ,リオデジャネイロで実施される。サンパウロが十二回目、リオデジャネイロは五回目となる。
 「漢検」は日本語の漢字能力をはかるもので,小学校一年生レベル(80字)から超難関の一級(リオデジャネイロでは二級まで)まで十二段階のレベルで挑戦できる。ブラジルでは非日系人の受験者も多く、幅広い日本語学習者層を反映させている。また、一世の人たちも腕試しに、それぞれの実力に合わせて挑戦している。
 日本では年間二百四万人が受検するマンモス試験となっている。受検者の年齢層も四歳から九十四歳と幅広く、特に近年では親子での受検、生涯学習の一環として注目されている。日本では四割以上の中学校、七割以上の高校が採用し、入試や就職に有利な資格試験として人気を呼んでいる。海外では三十カ国で実施されている。
 サンパウロ会場担当の佐々木佳子さんは「毎年、さまざまな人が受検しています。気張らずに自分の力に合わせて級を選べるのが漢検のいいところです。合格した人が上の級に挑戦したり、駄目だった人が再挑戦したりと常連の受験者の方も多いです。今、申し込みを受け付け中です」と話している。
 試験日程、会場、申し込み要領は次の通り。
【サンパウロ】六月十一日午後二時から三時十五分、(会場)ブラジル日本語センター(申し込み期限)5月8日(申し込み先)担当=佐々木佳子(11-5631-4733/yoshikosassaki@terra.com.br)
【リオデジャネイロ】六月十一日午前十時から(会場)リオデジャネイロ日伯文化協会(申し込み期限)五月八日(申し込み先)担当=柳井麗子(21-2220-7877/riobunka@nethall.com.br)