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州立銀行に違法融資を指示=広報長官が与党議員らに便宜=サンパウロ州
2006年3月28日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十六日】フォーリャ紙が入手した書類により、アウキミン知事(ブラジル民主社会党=PSDB)率いるサンパウロ州政府が、州立銀行ノッサ・カイシャの資金を与党議員らの指示する雑誌社やラジオ、テレビ番組に融資させることで、便宜を図っていたことが確認された。
サンパウロ州検察局は、同行が党利党略の道具になっていると訴えた匿名の告発を受けて以後捜査を続けた結果、業務契約が切れたにもかかわらず、二〇〇三年九月から〇五年七月までの間に同行が広告会社二社と違法に取引していたことを明らかにした。二社に対する二百七十八件の融資(総額二五〇〇万レアル)のうち、九割以上の二百五十五件が違法だった。
これら違法融資は、昨年十二月に免職された同行の元マーケティング部長のカストロ・ジュニオール氏が行い、同氏は〇二年以降、同行の規定する上限を超える金額を融資してきたことを認めた。そして同州政府広報局のフェレイラ長官が、電子メールで同氏に融資を指示していたという。
大統領選でPSDBのカルドーゾ候補とセーラ候補の選挙運動を指揮したフェレイラ長官は、〇三年三月から十月まで同行の理事を務めていた。サンパウロ州政府の広報費の支出は基準に従ったものと、今回の疑惑を一切否定している。