2006年3月28日(火)
日本刻字展でブラジルからの出品者全員が入選を果たした。ブラジル刻字グループの若松如空さんによれば、横文字の作品づくりが功を奏したのでは、と分析している。全国の高校生を対象として毎年開催されている「書の甲子園」の国際高校生選抜書展では、すでに一般化しているようだが、刻字の世界ではブラジルが先鞭を付けたとのこと。
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ルーラ政権の一つの成果か。今年から教育法が改正され、小学課程が四年間から五年間に、三年間かけて徐々に移行し、小中学の義務教育が日本と同じ九年間になる。それに伴い、小学一年が七歳からだったが、今年から六歳に引き下げられた。日本に留学する場合、ブラジルの義務教育が八年だったために、今までは訪日後に語学学校で一年学んで数字合わせしないと大学入学を認められないこともがあった。ただし、この恩恵をこうむるのは、今の小学一年生の子どもたちからだから、先の話だが。
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毎月送られてくる電力代の請求書を手にとると憂鬱になる。「高い。こんなに使ったかなぁ」と明細をみれば、ぎょっとするほど数字が大きいのは税金だ。純消費電力代のざっと三五%。消費税の一種だろうが、文句なしに請求される。拒めば、もちろん「切られる」。泣く子となんとかには勝てない、と同じだ。世界でも有数の高税金は、所得が低い人ほど実感されにくいといわれるが、電力代支払いは身近なので〃衝撃〃が大きい。