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現行財政・金融政策の継続を=新財務相就任に各界が反応

2006年3月29日(水)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙二十八日】パロッシ財務相の辞任とマンテガ社会経済開発銀行総裁の新財務相就任を受けて、産業界、金融界、国際金融界は様々な反応を示した。
 ブラジル銀行協会(Febraban)は、パロッシ財務相の辞任は遺憾であり、現行の財政、金融政策の継続を望むとの声明を発表した。これは、財政黒字のGDP比四・二五%、インフレ目標の堅守、為替への不介入、金利の漸進的引き下げを示唆している。
 サンパウロ州工業センター(Ciesp)のタバコフ経済担当理事も財務省スタッフの入れ替わりが政策方針の変更につながることはない、変更があっても来年一月以降だろうと述べた。全国工業連盟(CNI)はマンテガ総裁の起用を賞賛するとともに、経済政策の変更はないだろうと予想した。
 サンパウロ州工業連盟のスカフ会長は現行政策が必要もなく保守的であり過ぎたとして、マンテガ新財務相就任を金利の急激な低下と、ドル安に歯止めをかけるチャンスと期待している。中央労組などの組合もパロッシ財務相の辞任を機会に、生産と雇用の増加につながるよう政策を転換すべきだと主張した。
 ウォール街やシティの海外投資家や金融アナリストらは、パロッシ財務相の辞任に驚きはなく、市場の否定的反応も一時的なものとしながら、長期的特にルーラ大統領が再選された場合、経済運営の不安定要因が高まるとして、マンテガ新財務相の就任を快く思っていない。ポルトガル財務次官の就任を望んでいた投資家らは、新財務相が現在の主要政策スタッフを留任させることがポイントになるとみている。

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