2006年3月30日(木)
パロッシ財務相辞任を受けた二十八日の金融市場、レアル相場終値は前日比一・七%ドル高の一ドル二・二〇九レアル、カントリーリスクは同一・六九%上昇の二四〇ポイント、ボペスパ指数は同二・五五%低下の三六六八二ポイント。
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恋人を奪われ、嫉妬に狂った十七歳の女子高校生が同級生の女子生徒をナイフでメッタ刺しにし殺害した事件が二十七日夜、サンパウロ市東部シダーデ・A・Eカルヴァーリョ区にある高校の校門前で発生した。容疑者の生徒は十四歳の時から商店主(29)と交際を始め、妊娠と中絶も経験。商店主と同級生の関係を知った容疑者は二週間前に凶器を購入し、別れなければ殺すと二人を脅していた。
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リオデジャネイロ市レアレンゴ区で二十八日午前十時ごろ、店員募集に応募しようと五百人がスーパーの前で列をなしていたところ、自動車で乗りつけた三人組の男が列に並んでいた二十一歳の男性を七発以上撃ちこんで射殺、他に五人も流れ弾でけがをした。犯人らは被害者の住むファベーラの麻薬組織に対抗する組織のメンバーとみられている。
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サンパウロ市中心街の市立劇場前で二十八日午後一時、路線バスに引きずられたアジェノール・カルヴァーリョさん(46)の遺体が五時間半も舗道脇に放置されていた。現場は、観光用絵葉書で御馴染みのラモス・アゼヴェード広場とシャヴィエル・トレード通りの交差点。物好きな通行人や浮浪児が、遺体を転がしていた。露天商の話では、物盗りに襲われ避けたところを走行中のバスに接触したという。体の一部は、路面で摩滅し大量の血が流れた。