2006年4月1日(土)
世界中から毎年約四万点以上の作品が応募される「世界こども図画コンテスト」(社団法人・家の光協会主催)の〇四年度受賞作品展示会が四月七日から十三日まで、ブラジル日本文化協会貴賓室で開かれる。日本国外で受賞作品展が開かれるのは今回が初めて。五十七カ国の子供が描いた作品八十一点が展示されるほか、平日にはワークショップなども行われる。
同コンクールはすでに十三回行われており、ブラジルでは農協婦人部連合会(ADESC、吉泉美和子会長)が中心となって毎年全伯から作品を募集、選考や展示を行ってきた。
昨年九月に行われたコチア青年移住五十周年式典に日本から出席した家の光協会の小橋三久常務理事に吉泉会長らが「ブラジルで受賞作品の展覧会を行いたい」と打診、日本国外初の展覧会が今回実現した。
第一回目から応募や選考に関わってきた飯田正子副会長は「長年の信用が今回の展覧会につながった」と喜びながらも「世界中からの作品が届くので、責任もあります」と話す。
今回の展示作品は〇四年に行われた十二回コンテストのもの。
なお、ブラジルからは、エンリッケ・シノツカ(金賞)、ナタリア・タクサガワ(銀賞)、マリアナ・オオタ、エリカ・キノシタ(佳作)の四点が入賞している。
文協の小川副会長は、「世界中の子供たちがそれぞれの感性で描いた作品を見ることのできる珍しい機会。是非見にきてもらいたい」と多くの来場を呼びかけている。
イナウグラソンは四月六日午後七時から。期間中の観覧時間は正午から午後六時。
詳しくは文協(11・3208・1755)まで。