日伯経済関係が盛り上がりをみせている。デジタルTVだ。昨年五月のルーラ大統領訪日時には〃デ〃の字も出なかったが時流は移り変わる。
日本が国を挙げて取り組むだけに、採用されれば技術支援は大変な規模と質になるだろう。日伯交流年の目玉となることは、まず間違いない。
エタノールをはじめ資源に関する日本の取組みもでてきた。大きな投資が相次ぐとの話もあり、七〇年代を想起させる勢いになるかもしれない。
惜しむらくは、百周年で巨大構想にこだわるあまり、昨年四月の文協会長選挙以来の貴重な時間を棒に振ったことだ。この一年の進展の無さに、誰が責任を取るのか。
〃夢〃はいったん凍結し予算から外した上で財務委員会を組織し、祭典本体や地道な事業にもっと注力したらどうか。経済交流が再活性化しそうな今こそ、受け皿を信頼できるものに。(深)
06/04/01