2006年4月5日(水)
サンパウロ州検察局は行政法違反の疑いでアウキミン前サンパウロ州知事の捜査を開始した。州立銀行の広報費支出で与党議員に便宜を図った件と、知事を診療した鍼医師の雑誌を州立公社に後援させた件について前知事に説明を求める。同夫人が衣服の寄贈を受けた件も捜査の対象となる。
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三月の輸出は一一三億六七〇〇万ドルと単月で過去最高を記録。輸入は七六億八六〇〇万ドルだった。一次産品の輸出が前年同月比で三六・七%と大幅に伸びる一方、工業製品は一四・五%の増加にとどまった。
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サンパウロ市西部ポンペイア区で三日朝、お年寄の兄弟(85、80)の遺体が自宅で家政婦に発見された。二人ともさるぐつわをはめられ、後ろ手にしばられていた。死因は絞殺とみられ、一人は首に刺し傷が確認された。警察は強盗殺人の可能性があるとみて捜査を開始。
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訴訟から六年後、視覚障害者で弁護士のマルチネスさんが盲導犬を同伴した地下鉄への乗車と駅構内の通行を認めた判決を勝ち取った。地下鉄側は盲導犬の利用証明書の携帯を要求していた。
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サンパウロ州サンジョゼ・ド・リオ・プレット市在住のフルカワ・ツタコさんの携帯電話が八日夜、充電中に爆破しツタコさんは右手を火傷した。モトローラの携帯電話をベッド脇の電源につないで二時間後、爆破で火が二・五メートル四方に燃え広がり寝巻きやマット、敷布に引火した。もし留守中に充電していたら、家ごと全焼したと思われる。これまで一年間に、四件の携帯電話のバッテリー爆発事故があった。三件は所有者が火傷をした。メーカーは充電に指定の器具を使用するよう呼びかけている。