2006年4月5日(水)
百周年の第一回執行委員会で式典準備が最優先になったことで、記念四事業が後回しになった。アルモニア教育センター増築計画は昨年から日伯学園構想と合体し、準備を加速させてきただけに、「後回し」と聞いた時、心中穏やかではなかったのでは。ただし、「ちゃんとした式典を優先する」という掛け声に反対するものもいないだろう。事実上、サンパウロ勢中心の執行委員会だけに、早急に事務局長を選任して全伯団体との連絡を密にすることも同じくらい大事な課題だ。
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日系団体の会長や進出企業の社長を乗せて走る運転手。車内で極秘の会話を聞くこともあるのではないだろうか。〃内〃と〃外〃の表情も異なるかもしれない。そう思って、長年の経験を持ち今も現役の日系人運転手に尋ねてみた。「一昔前の会長や社長は口数が少なくて、威厳に満ちた人が目立った。将来の見通しがきちんとあり、判断力もずば抜けていた」。で、今は? 「……」。
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ブラジル日本移民史料館を訪れた某国の日本政府代表者。随行した文協役員が最後の記帳後、寄付をおねだり。皆の手前、という訳ではないだろうが、代表者は百ドルを支払った。「事前に言ってくれれば…」と関係者は後味悪そう。寄付して当然と言わんばかりの姿勢では、財政は好転するまい。毎度のことかどうかは知らないが、世界一高い史料館との悪評が立たねばよいが…。