2006年4月6日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】ルーラ大統領に個人的融資を行ったことで糾明されているオカモト小規模・零細企業支援機関(SEBRAE)総裁は四日、ビンゴCPI(議会調査委員会)で証言し、再度疑惑を否定した。
CPIでは大統領の個人的費用二万九四〇〇レアルと、大統領の娘の家賃二万六〇〇〇レアルを同総裁が肩代りして支払ったと追及している。これに対し同総裁はすでに証言した如く、あくまでも関与を否定、「他人の家計にはタッチしない」と言及した。さらに口座開示も頑なに拒否した。
同総裁の口座開示はCPIが要求したが、連邦最高裁が個人守秘として禁止した。同総裁はこれを楯に口座開示に応じない態度を貫いている。同総裁の強固な態度は野党側の反感を買い、あくまでも否定することは裏に何か隠されているという声が多く、さらに追及する構えを見せている。