2006年4月6日(木)
連邦検察庁は、パロッシ前財務相を始め元邸宅管理人の口座違法開示に関与した疑いのある人物の電話記録(特に三月十六日と十七日)の開示を裁判所に要請。
◎
経営難のヴァリグ航空の社長は三日、数時間以内に運行停止の恐れがあると大統領に電子メールで支援を要請。航空会社タムとゴルは停止した場合の対応を検討。
◎
軍警は四日、サンパウロ市北部パラーダ・デ・タイパス区の森で麻薬組織メンバー四人の遺体を発見した。麻薬組織、州都第一コマンドのメンバー十五人がライバル組織の五人を拉致、斧で殴って四人を殺害。一人は頭を殴られたが死んだふりをして命拾いした。さらに女性一人が拉致・殺害されたと生き残りは証言、警察は行方を追っている。
◎
マナウス市から一二〇キロ離れたマナカプル市に住む九歳のインジオの少女が妊娠五カ月と判明、連邦検察庁は暴行された疑いで捜査を開始した。少女は聴覚に障害があり、父親の名前を話すのが困難な状態。同地区のインジオ支援団体は、同居する十六歳の姉の夫が暴行した可能性があるとみている。
◎
連邦政府は、ヴァイアグラが抗がん剤として服用されていることで同錠を常備薬として扱い、公衆衛生の見地から知的所有権の取消しを検討中だ。裁判所がヴァイアグラの特許権取消し判決を下すなら、製薬会社が一斉に同錠のコピー薬品製造に踏み切り、廉価での市販が予想される。ヴァイアグラの主要成分シウデナフィラは乳がんや前立腺がん、肺がん、子宮がんなどの患者が常用。シウデナフィラは勃起ばかりでなく、がん治療にも有効なため、商業目的の特許権に異論がある。