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「武士道書」を語る=二天武道研の講演会盛況

2006年4月6日(木)

 二天武道研究所(岸川ジョージ主宰)は、三日午後八時から、北海道交流センターで、岸川吉朗さん(剣道七段・教師)を講師に迎え、講演会「三武士道書の比較研究」を開催した。二天武道研究所の会員をはじめ、百二十人が熱心に聴講した。研究所の大出ファビオ管理部長は、四日、聴衆の一人として「『葉隠』(山本常朝)、『武士道』(新渡戸稲造)、『武士道初心集』(大導寺友山)の三書は、非日系人にもよく読まれているのは、わかっていた。特に、今度の聴衆は『葉隠』を読んでいた人が多かったようだ。岸川講師の話は分かりやすく、一層理解が進んだと思う」と語った。
 講演会にはリオ、ブラジリア、ベロオリゾンテ、カンピーナスなどの二天の道場代表も来会しており、講演会は、こうした地方でも開催されることになりそうだ。
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 二天武道研究所ベロオリゾンテ道場は、二十九日、三十日、五月一日、同地で全伯古武道大会を催す。最終日には「座禅」も併催される。講師は、日本の曹洞宗の永平寺で修行を積んできたイタリア人のブルーノ・タミエッテさん。一時間の予定。また、オウロ・プレットの観光もオプションに加えられているという。

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