2006年4月8日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】リオデジャネイロ市コパカバーナ区で六日白昼、警官隊と強盗団の間で銃撃戦が展開され、一帯は恐怖とパニックで戦場さながらの様相を呈した。銃撃戦で被弾して二人が死亡、五人が負傷した。うち二人は重体で生命が危ぶまれている。死亡した二人は強盗犯だったが、残りは全て市民が巻き添えとなった。
強盗団はコパカバーナ海岸に面して市内一等地といわれるアトランチカ大通りのマンションに侵入を図った。住人の一人がコンピューターを販売するため新開広告を出したことから強盗団が品定めに来たと偽り、マンションに入ろうとした。しかし住人が不審に思いマンション前の交番に通報したため、強盗団は逃亡、警官の追跡となった。
殺害された犯人の一人はタクシーで逃走したが、警官に撃たれて死亡した。もう一人の犠牲者はバールに居た所を流れ弾が頭部に命中した。重傷の一人は追跡した警官で、もう一人はバールの従業員だった。警察では非常線を張って残りの一味の後を追っている。