2006年4月8日(土)
「世界こども図画コンテスト」(社団法人・家の光協会主催)の〇四年度受賞作品展示会「世界を繋ぐ絵の懸け橋」のイナグラソンが六日夜、文協ビル貴賓室で行われ、約五十人が出席した。
上原幸啓文協会長、杉本麗名副領事のあいさつに続き、第一回コンテストからブラジル国内の作品の募集や選考に携わってきた農協婦人部連合会(ADESC)の飯田正子副会長は「図画を通して、子供たちの夢を世界という舞台に乗せることに幸せを感じる」と喜びを語った。
日本国外で受賞作品展が開かれるのは今回が初めて。五十七カ国の子供が描いた作品八十一点が展示され、ワークショップも予定されている。
今回の展示作品は〇四年に行われた十二回コンテストのもので、ブラジルからの入賞作品は、エンリッケ・シノツカ(金賞)、ナタリア・タクサガワ(銀賞)、マリアナ・オオタ、エリカ・キノシタ(佳作)の四点。
デカセギ子弟のカウンセリングなども行う心理学者の中川キョウコさんは、「子供は言葉で説明できないことを絵で表現することがある。それぞれのお国柄が出て興味深い」と語った。
期間中の観覧時間は正午から午後六時。最終日の十三日は午後四時まで。
詳しくは文協(11・3208・1755)まで。