2006年4月12日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】ボリビアから輸送される天然ガスのパイプラインがボリビア領土で悪天候のために欠壊したことを受けて、ガス配給規制が懸念されていたが、政府は、最終結論は十三日に発表するとしながらも、ガス不足の最悪事態は避けられるとの見通しを明らかにした。
鉱山エネルギー省によると、先週発生した事故で十日から供給規制の危機に直面したが、ペトロブラス(石油公団)の緊急復旧工事が功を奏し、応急手当によるガス輸送が再開したという。一部の発電所やペトロブラスの製油所などの大口消費にはある程度の減量供給となるが、一般の都市ガス、工場、ガス燃料車には支障がないとしている。
ボリビアからのガス輸送はパイプラインで日量二六〇〇万立米が輸入されているが、この事故で一八〇〇万立米から二一〇〇万立米にまで減少している。しかし、復旧工事が完了する十三日後には従来通りに戻るとのこと。