レジストロの町を歩くと、そこここに日本人の名前がつけられた通りがある。日本移民を中心に開かれた町であることをあらためて実感する。
先日同市で開かれた、百周年式典に関する説明会。決して近いとは言えない距離だが、それでも七つの文協から三十人以上が出席していた。
会が進むにつれ、話題は式典から百周年全般の話になっていく。面と向かって言葉を交わすと、やはり話は早い。相手からすれば、ようやく「顔が見えた」という所か。
裏を返せば、今までいかに地方からの声が届いていなかったかの表れでもあると思った。
すでに七カ所で説明会を開いた。委員会では、さらに十カ所で予定しているという。関係者の行脚は続きそうだ。
話は変るが、レジストロの文協には塀がない。サンパウロから行った身としては、うらやましく感じた。 (ま)
06/04/12