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柳沼啓太郎氏

2006年4月13日(木)

 柳沼啓太郎(やぎぬま・けいたろう)=元ピラチニンガ文化体育協会会長、元ブラジル日本移民百周年記念祭典協会総務委員長。十一日午後十時ごろ、サンパウロ市パライゾ区のポルトガル病院で死去。享年七十五歳。
 福島県出身。一九五〇年代に二世団体の代表格だったピラチニンガ文化体育協会の会長を務めた。
 昨年六月からブラジル日本移民百周年記念祭典委員会の総務委員長を務めたが、今年一月に退任。
 先月、心臓のバイパス手術を行ったが、術後の経過が思わしくなく、今月からUTIに入っていた。
 五十年来の友人である同協会の田中洋典・祭典委員長は「協会内でもテキパキした働きぶりで組織作りに貢献した。精力的で『一を聞いて十を知る』ような人間だった」とその死を惜しんだ。
 葬儀は十二日午後五時から、モルンビー墓地で執り行われた。