文豪マッシャード・デ・アシス率いるインテリ集団が毎週日曜日、リオ市セントロのレストランに集まり、国内問題を議論していたという。
ジョルナル・ド・ブラジル(一八九一)によれば、食卓に出されていた料理はバカリャウ・ド・ポルトだったそうだ。
塩漬けにより長期保存が可能なことから、バカリャウ(タラ)は大航海時代に珍重され、ブラジルにはポルトガル人が持ち込んだ。
ノルウエーから公式な輸入が始まるのが、一八四三年。マッシャード・デ・アシスが生きた時代には、庶民的な料理だったのか?
復活祭(十四日)でタラを食べる習慣がある。ビタミンAやビタミンDが豊富。動脈硬化や心筋梗塞に効くという。
そう言えば、知人の日系料理研究家が魚についての書籍出版を計画。資金集めに奔走している。内容が楽しみ。 (古)
06/04/13