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コラム 樹海

 十七日午前十時二十七分から二十五分間、ブラジルのTVバンディランテスのサード社長夫妻らが官邸を訪れ小泉首相を表敬した(時事通信の首相動静)。そこに同席して、百周年記念四事業の一つサンタクルース病院増築計画推進者らが直接説明したという▼振り返れば昨年十月にはアルモニア日伯学園構想も橋本元首相にお願いした。同時期に祭典協会の上原理事長は日本の関係省庁や団体を回って四事業を説明した。日本側ではどれが本当?と首を傾げているだろう▼本来は祭典協会を通すべきだが仕切れていない。〃直訴〃を上手に使えば記念事業を大幅に加速できる。だがバラバラに動けば、それぞれが膨大な労力の消耗をしあう状態になる▼昨年は文協会長選挙があった。本日は県連選挙だ。一世と二世が、日伯のやり方や習慣、価値観の違いをベースに感情的に言い争いをするのはいただけない。〃日伯統合〃目指して昇華する議論にしてほしい▼さらに二十九日の百周年祭典協会の定期総会でも選挙がある。シャッパの締め切りは昨日十九日だった。シャッパを組むのに四十余団体もが必要と決定されたため対抗シャッパは不可能となった。全部で百余団体しかないのに二つも組めない。封じ込めるのは昇華とまったく違う▼本日、事務所開きをする「樹の会」は対抗するものと予想されたが手も足も出ない状態となった。今後の方針を聞くと「対抗するのでなく平行していきます」とのこと。合流するわけではなさそうだ▼理想論かもしれないが、「百年経ってもまだこれか」と言われないよう、〇八年は団結して臨みたい。(深)

06/04/20