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ヘリコプターが墜落炎上=白昼の路上、乗員3人死亡=サンパウロ市

2006年4月29日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十八日】サンパウロ市西部ラッパ区で午後二時ごろ、ヘリコプターが道路に墜落し、パイロットを含む乗員三人が死亡した。
 墜落したのはエレトロパウロ電力会社が市内配線修理のためチャーターしたもので、同区クルトゥメ街に墜落、炎上した。
 現場は白昼ということもあり人出が多く、人々はパニックに陥った。警察で事故の原因を調査中だが、ヘリコプター所有会社によると同機は修理を終えたばかりだが、機器に何らかの変調をきたしたとみている。同機は午後一時四十六分にマルテ飛行場を離陸、十四分後に墜落した。
 目撃者によると、同機は同区のセントラル・パーク上で失速を始め、不時着を試みたが、同パークで子供らが多数いたことから機を立直し、路上に緊急着陸をしようとしたという。
 同機はビルに衝突、電線に引っかかったもののキャビネットが路上に落ちて爆発炎上した。消防がかけつけたが三人は黒焦げとなり手の施しようがなかった。乗客の二人は電力会社の社員だった。