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道路封鎖全国に拡大か=農家ら政府の無策に抗議

2006年5月4日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】農産物とくに穀類が減収に追い込まれているにもかかわらず、政府が何ら対応策をとらないことから、主要道路封鎖という実力行使による農業生産者の抗議デモが各地で発生、さらに全国に広がる勢いを見せている。
 道路封鎖は先月十八日頃から部分的に行われてきたが、マット・グロッソ州およびマット・グロッソ・ド・スル州では一日から全域で展開された。
 とくにカンポ・グランデ市とサンパウロ州を結ぶ国道一六三号線は生産者にトラック運送業者が加わった応援デモで完全に封鎖、わずかに霊柩車を一台通したのみで、全ての車両が通行止めとなり、周辺では足止めを喰った運転手らが不満を募らせ、険悪な雰囲気になっている所もある。
 生産者はドル相場による損失の補てん、融資の支払い延長、原材料の支払期限の延期などを要求。この二州の動きに呼応してすでに四〇都市の生産者が決起を表明しており、主要道路の封鎖は全国規模に発展する可能性が出てきた。
 同州の大豆輸送は足止めを食っており、輸出の船積ができないため国際信用問題が懸念されている。国内でも近々大豆油が市場から姿を消すとの見方が強まっている。

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