2006年5月5日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】中国企業がブラジルのプロサッカーチームのスポンサーとなって進出する動きを見せている。レベロ下院議長に打診があったもので、同議長はパウメイラスのファンなことから同チームを紹介した。パウメイラス側では話に応じる模様。バルメイラス関係者が明らかにしたものだが、企業名は明かされていない。
パウメイラス側では、コリンチアンスがイラン資本の会社(ロシアのマフィアが背後にからんでいるとの噂もある)に身売りして経営権を譲渡したことを引き合いに出し、スポンサー契約にとどめて身売りは一切ないとの態度を強調している。
パウメイラスのムスタファー前会長はこの報に接し、以前にも中国企業からスタジアム建設の話があったが立ち消えになったことを明らかにした。この企業は中国最大の鉄鋼メーカーの上海バオスチールで、リオ・ドーセ社と合弁でマラニョン州サンルイス市で二四億ドルを投じて製鉄工場を設立するプロジェクトを有している。
アジア勢でプロサッカーのスポンサーとなっているのは日本の京セラ(パラナチーム)と韓国のサムスン(コリンチアンス)があるが、この話が実現すると中国の初進出となる。