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来年の収穫は5年間で最悪=農務相、危機的状況を認識

2006年5月6日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】サンパウロ市で開催されたセミナー「二〇〇六年と〇七年のアグリビジネスの展望」に参加したロドリゲス農務相は四日、二〇〇七年度の収穫は過去五年間で最悪のものになるとの見通しを示した。
 同相によると、農業生産者らの負債増加や貯蓄取り崩しにより、次回収穫に向けた作付面積は六〇〇万ヘクタール、二〇〇五年から〇七年までの間に作付面積は一二〇〇万ヘクタール減少するという。過去二年間にアグリビジネスは売上が三〇〇億レアル減少、こうした危機的状況は過去四〇年間で最悪の規模に達していると同相は述べた。
 現在の危機を引き起こした原因の多くは、為替やインフラ未整備、気象の変化など農務省の扱う範囲を超えた問題とつながっているが、結果的に危機は農務省に降りかかり、農産物の国際価格にも影響を及ぼすことになるだろうと評価した。
 農業生産者の負債を半分に減らすことを見込んだ緊急対策を今月末までに発表する予定だが、手続き上の問題で対策の実施にはさらに一カ月遅れるだろうと同相は述べた。対策には投資目的に七〇億レアル、ほか経費補てんに七〇億レアルの融資が盛り込まれており、危機を緩和できても、マットグロッソ州の生産者が抱えるような深刻な問題の解決にはならないとした。
 ブラジル・アグリビジネス協会のロバテリ会長は、ずっと前に対策が講じられていれば今回の危機は回避できたとして、政府の無策を批判している。

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