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サンパウロ市=学ぶところある伯経済=櫻田副大臣来伯=カサビ市長とも懇談

2006年5月6日(土)

 今月二日からサンパウロを訪れていた櫻田義孝内閣府副大臣(経済財政・金融担当)が四日、サンパウロ市内のホテルで会見を行った。今回の訪伯の目的はブラジルの政治経済についての現地視察、関係閣僚との懇談。
 到着後、イビラプエラ公園の日本移民開拓先亡者慰霊碑に献花、ブラジル日本移民史料館を視察した。
 千葉出身の櫻田副大臣は千葉県人会で日系団体関係者と懇談。「移民の方の苦労話も聞いた。日本の心を失わずブラジルで活躍されていることに感銘を受けた」と会見で語った。
 同日、カサビサンパウロ市長を表敬訪問し、百周年についても話したという。「様々なイベントが企画されているようで、(市長は)上原百周年協会理事長と懇意だと聞いているので、上手くいくのではと思っている」。
 三日に訪れた首都ブラジリアでは、パウロ・ベルナルド予算企画大臣、アントニオ・トンビニ中央銀行副総裁、イヴァン・ハマーリョ産業開発省次官と意見交換。「現在注目されており、興味を持たれているブラジル経済には、学ぶべきところもあり、参考になった」と印象を述べた。
 ワシントンに向け、ブラジルを発つ四日には、カンピナーナス市の東山農場を視察、ブラジル日本商工会議所で関係者と懇談した。
 「外国人受け入れに厳しい日本だが、ブラジルの日系人に対しては非常に寛大な政策を取っている」と櫻田副大臣は話し、「サッカーや格闘技などの分野でも日本国民はブラジルに対し、非常に親近感を持っている」と締めくくった。