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文協=日本館で子供祭りが開幕=着付けのデモンストレーションも

2006年5月9日(火)

 ブラジル日本文化協会(上原幸啓会長)は今年初めて行う新事業「子供祭り」のイナウグラソンを五日午後七時から、イビラプエラ公園の日本館で行った。寒風吹きすさぶ中でのオープニングとなったが、羽藤ジョージ、ウィリアン・ウー両市議など約百人の関係者が訪れた。
 上原会長と、展示品を提供した在サンパウロ総領事館の森田聡領事に続き、サンパウロ市環境保全局のフランシスカ・シフエンテス・イビラプエラ公園担当があいさつ。
 「子供のとき、日本人が多い地域に住んでおり、子供を大事にする光景を見てきた」と話し、「おもちゃを通して学ぶ知識や教育もある」と本イベントの意義を確かめた。
 カクテルパーティーの会場となった中庭では和太鼓が披露され、上空には鯉のぼりが泳いでいた。日本館内では、琴の演奏に合わせ、着物の着付けのデモンスレーションもあった。
 「竹とんぼ」「紙ふうせん」といった日本の伝統的な玩具約三十点を始め、神輿や着物などが展示された会場では、来場者が興味深そうに説明書を読む姿も見られた。
 「子供祭り」は今月六日から開催。二十八日(月、火、木曜日を除く)までの約三週間にわたり、イビラプエラ公園の日本館で開催され、期間中には、凧や盆栽、座禅、生け花など日本文化全般にわたるワークショップも予定されている。
 詳しくは文協事務局(電話11・3208・1755)まで。