2006年5月10日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】世界最小のカエルがパラナ州で発見され話題となっている。発見した同州トゥイウチ大学のリベイロ生物学教授によると、カエル科のみならず脊椎動物の種類としても最小で、体長は一〇ミリから一二ミリ。同州海岸山脈のセーラ・ド・マールで発見された。
同教授の説明では正式学名はコガネガエルで、世界でもパラナ州とエスピリト・サント州にしか生息しないとされ、通常は成虫で八ミリから一八ミリの体長だという。
海抜一〇〇〇メートルから一八〇〇メートルの山中で地上の葉の陰などに棲む。蚊などの小さい虫を食用とし、お玉じゃくしを産むのに水を必要としない。通常のカエルと違い派出な色あいで、黄色、オレンジ、赤、茶色など多彩で目立つ存在だという。
同教授によると、今回発見された異種のものが存在するとみて調査を進めるという。